日本列島の成り立ちを語るうえで欠かせない言葉、「島弧(とうこ)」。島に特化した情報発信を行う「はなれじま広報部」が、「島弧」の読み方やでき方、例文をわかりやすく解説します。
島弧とは何か
島弧とは、海洋上に弧を描くように連なる、島々のまとまりを指す言葉です。読み方は「とうこ」で、英語では「island arc(アイランドアーク)」とも呼ばれます。
島弧は、弧状列島(こじょうれっとう)と言い換えられることもあります。
島弧のでき方
島弧は、地球を覆うプレートテクトニクスの働きによって形成されます。
重い海洋プレートが大陸プレートや別の海洋プレートの下に沈み込む際、摩擦や熱によってマグマが発生します。このマグマが地表に噴き出すことで火山が生まれ、それが海面上に連なると島弧が形成されます。
島弧の海側には深い溝である「海溝(かいこう)」が平行して走ることが多く、地震や火山活動が活発な地帯でもあります。
日本列島もこのようにして形成された島弧のひとつです。日本列島はユーラシアプレート・北米プレート・太平洋プレート・フィリピン海プレートの4つのプレートのせめぎ合いによって生まれました。日本の地形の複雑さや地震・火山の多さはこの成り立ちと深く関係しています。

「島弧」を含む例文
島弧という言葉が含まれる表現には、「島弧-海溝系」が挙げられます。
島弧-海溝系
例文)島弧-海溝系では、大規模な地震が繰り返し発生してきた。
島弧-海溝系とは、島弧とその海側に平行して走る海溝がセットになった地形的な単位を指します。プレートの沈み込みによって形成されるため、世界有数の地震・火山帯と重なることが多く、環太平洋地域に集中して分布しています。
「島弧」は、日本列島の成り立ちを知る言葉
「島弧」という言葉は専門的に聞こえるかもしれませんが、日本の地形や自然災害を理解するうえで欠かせない概念です。
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