一部離島って?全部離島との違いと、意外と知らない“島の扱われ方”
離島と一口に言っても、その扱われ方はひとつではありません。行政においては、「全部離島(ぜんぶりとう)」と「一部離島(いちぶりとう)」という区分で語られることがあります。
それらの違いを、離島の情報発信に特化した「はなれじま広報部」が紹介します。
一部離島とは
一部離島とは、自治体の一部だけが離島になっているケースを指します。本土側にも区域を持つ自治体の中に、海を隔てた島がその一部として含まれている状態です。
たとえば、福岡県新宮町の相島。新宮町の中心部は本土側にあり、相島は海を隔てた町内の一部です。同じように、兵庫県姫路市の家島諸島、香川県丸亀市の手島なども一部離島にあたります。

全部離島とは
全部離島は、自治体の区域すべてが島で構成されているケースです。役場も学校も島にあり、島そのものが自治体となっています。
島根県の海士町、新潟県の佐渡市、北海道の利尻町・利尻富士町などが代表的です。全部離島では、自治体の予算や施策がすべて島に向けられるため、行政の取り組みが島の暮らしに直接反映されやすくなります。
同じ離島でも条件が変わる
この区分は単なる言葉の違いではなく、島の暮らしや支援のあり方にもつながっています。同じ市町村の中でも、海を渡るだけで条件が変わることがあるのです。お住まいの都道府県に離島があるなら、その島が一部離島なのか全部離島なのか、ぜひ調べてみてください。
はなれじま広報部では、一部離島である手島で、ものづくりに取り組む「てしま島苑」の記事や、全部離島の佐渡島で映像製作者として活動する方へのインタビュー記事もお届けしています。