はなれじま広報部

空港のある島はどこ?飛行機で行ける日本の離島一覧

日本の離島の中には、飛行機でアクセスできる有人離島が数多くあります。船だと半日がかりの島でも、飛行機なら1時間足らずで着いてしまうことも。離島に特化した情報発信を行う「はなれじま広報部」が、定期便が就航している島を中心に、空港のある島を地域別にまとめました。

北海道の離島

飛行機

北海道には定期便が就航している離島が2つあり、いずれも北海道エアシステム(HAC)が運航しています。

利尻島(利尻空港)

札幌・丘珠空港から約50分。島の中央にある利尻山は日本百名山のひとつ。登山の島として知られる一方、利尻昆布やウニなど海産物の印象も強い島です。夏季には新千歳空港からの季節便も出ています。

奥尻島(奥尻空港)

函館空港から約30分。島内にワイナリーがあり、潮風を受けて育ったブドウから造る「奥尻ワイン」は島の名物です。アワビの地獄焼きなど海産物も豊富で、食を目的に訪れる人も少なくありません。

東京都の離島

飛行機

伊豆諸島へは、調布飛行場から小型プロペラ機(新中央航空)で渡る島と、羽田空港からジェット機(ANA)で渡る島があります。竹芝発の船便は夜行中心のため、日帰りや短期滞在では飛行機が重宝されています。

大島(大島空港)

調布飛行場から約25分。伊豆諸島最大の島で、1986年の三原山噴火では島民全員が島外へ避難しました。島内には黒い溶岩原が残り、冬から春にかけては椿が咲きます。椿園が多いのも大島らしい風景です。

新島(新島空港)

調布飛行場から約40分。白い砂浜が続く島で、サーフィン目的の来島者も多く見られます。島内には新島特産のコーガ石で作られたモヤイ像が点在し、渋谷駅前のモヤイ像も新島から贈られたものです。

神津島(神津島空港)

調布飛行場から約45分。伊豆諸島の神々が集まり、水を分け合ったという「水配り神話」が残る島です。東京都では初めて星空保護区に認定されました。

三宅島(三宅島空港)

調布飛行場から約50分。2000年の噴火では全島避難も行われた火山島です。現在も溶岩の跡が各地に残り、野鳥の観察地としても知られています。

八丈島(八丈島空港)

羽田空港から約55分。上記4島とは出発空港が異なり、ANAが就航しています。八丈富士や温泉、島寿司など見どころの多い島で、伊豆諸島の中では羽田から定期ジェット便が就航している唯一の島です。

島根県の離島

空港

日本海に浮かぶ隠岐諸島にも空港があります。

隠岐諸島・島後(隠岐世界ジオパーク空港)

伊丹空港から約50分、出雲空港から約30分。隠岐諸島最大の島・島後(どうご)にある空港で、ユネスコ世界ジオパークに認定された大地の景観が広がります。

長崎県の離島

空港

離島の数が全国でも屈指の長崎県。空港のある島は3つで、長崎空港を拠点にオリエンタルエアブリッジ(ORC)やANAが運航しています。

対馬島(対馬空港)

長崎空港から約35分、福岡空港からは約30分。朝鮮半島まで約50kmという位置にあり、古くから日本と韓国・中国をつなぐ交流の拠点となってきた島です。

壱岐島(壱岐空港)

長崎空港から約30分。150以上の神社が点在し、「神々の島」と呼ばれることも。島内には焼酎蔵も多く、麦焼酎発祥の地としても知られています。

福江島(五島福江空港)

長崎空港から約30分、福岡空港からは約40分。五島列島の中心となる島で、世界遺産に登録された潜伏キリシタン関連の教会群が点在しています。

熊本県の離島

天草諸島の一角に、空港を持つ島があります。

天草下島(天草飛行場)

熊本空港から約20分、福岡空港からは約35分。天草エアラインは、保有機1機で全路線を運航する日本最小規模の航空会社です。イルカウォッチングやキリシタンの歴史が島の見どころです。

鹿児島県の離島

飛行機

南西諸島に連なる島々を抱える鹿児島県は、全国でも特に多くの離島空港を抱える地域です。鹿児島空港を拠点に、日本エアコミューター(JAC)などが各島への便を運航しています。

種子島(種子島空港)

鹿児島空港から約30分。ロケット打ち上げで知られるJAXA種子島宇宙センターがある島です。1543年に鉄砲が伝来した場所としても知られています。

屋久島(屋久島空港)

鹿児島空港から約40分。縄文杉に代表される世界自然遺産の森が広がり、伊丹空港や福岡空港からの直行便も就航しています。

奄美大島(奄美空港)

鹿児島空港から約1時間。世界自然遺産にも登録された島で、マングローブ林や、アマミノクロウサギが暮らす森が残っています。羽田・成田・関西からの直行便もあり、奄美群島の中では最も便数が充実しています。

喜界島(喜界空港)

鹿児島空港から約1時間20分、奄美空港から約20分。サンゴ礁が繰り返し隆起してできた島で、島の各地からサンゴの地層が見つかっています。平坦な地形を活かし、サトウキビ栽培も盛んです。

徳之島(徳之島空港)

鹿児島空港から約1時間10分。闘牛文化が今も残る島で、奄美大島・沖縄島北部・西表島とともに世界自然遺産に登録されています。

沖永良部島(沖永良部空港)

鹿児島空港から約1時間20分。大小200以上の鍾乳洞があり、「洞窟の島」とも呼ばれています。

与論島(与論空港)

鹿児島空港から約1時間30分、那覇空港からも便があります。鹿児島県最南端の有人離島で、干潮時にだけ姿を見せる白い砂浜「百合ヶ浜」は、一度は訪れたい景色です。

沖縄県の離島

飛行機

広大な海域に島が点在する沖縄県は、離島の空港数が全国で最も多い地域です。那覇空港を拠点に、琉球エアーコミューター(RAC)や日本トランスオーシャン航空(JTA)が各島への路線を担っています。なお、石垣島など一部の離島ではPeach AviationをはじめとするLCC(格安航空会社)が就航しています。

宮古島(宮古空港)

那覇空港から約50分。羽田・関西・中部からの直行便もあり、透明度の高い海とサンゴ礁が人気の観光地。伊良部大橋や来間大橋で周辺の島ともつながっており、ドライブしながら島めぐりを楽しめるのも特徴です。

下地島(みやこ下地島空港)

那覇空港から約55分。成田や関西からの直行便も就航しています。空港施設が島の大きな割合を占める珍しい島で、宮古島観光の玄関口としても使われています。

石垣島(南ぬ島石垣空港)

那覇空港から約1時間。羽田・関西・中部・福岡からも直行便が出ています。八重山諸島の交通拠点となる島で、離島ターミナルから竹富島や西表島など各島への船が就航しています。 

与那国島(与那国空港)

那覇空港から約1時間30分の日本最西端の島。海底には人工物にも見える巨大な岩場があり、「海底遺跡」として知られています。晴れた日には台湾が見えることも。

南大東島(南大東空港)

那覇空港から約1時間10分。本土から約400km離れた太平洋上の島です。周囲を断崖に囲まれた地形で、一般的な沖縄の島とはかなり違った景観が広がります。

北大東島(北大東空港)

那覇空港から約1時間15分。南大東島のすぐ北に位置し、かつてはリン鉱石の採掘で栄えました。

多良間島(多良間空港)

宮古空港から約25分。宮古島と石垣島のあいだに浮かぶ小さな島で、国の重要無形民俗文化財に指定された豊年祭「八月踊り」が毎年行われています。

空港があっても定期便がない島

空港の施設がありながら、現在は定期便が運航されていない島もあります。たとえば北海道の礼文島や新潟県の佐渡島、沖縄県の波照間島などがその例です。利用者の減少や運航コストの問題で運休・廃止となったケースが多く、これらの島へは現在フェリーや高速船で渡ります。

※この記事では一般の旅客が利用できる定期便のある空港を中心に紹介しています。ご旅行の際には各航空会社のサイトで最新情報をご確認ください。

はなれじま広報部では、離島の空路を支える「コミューター航空」についての記事もお届けしています。小型機がなぜ離島路線に適しているのか、各地域でどんな航空会社が活躍しているのかを解説していますので、あわせてご覧ください。

この記事を書いた人:はなれじま広報部
「島から始まるWEBメディア」を合言葉に、日本全国の有人離島での取材、離島関連の解説記事制作、大学・企業との連携事業等を実施。プロジェクト・記事制作のご相談はこちらから。